どうしてするの？💡

日本脳炎ウイルスによる感染症を予防するワクチンとなります。このワクチンを接種することにより、日本脳炎ウイルスに対する抗体ができ、病気にかかりにくくなります。

接種はどうやってするの？💉

日本脳炎ワクチンは、生後6ヶ月から接種が可能ですが、多くの市町村では3歳を過ぎてからワクチンの接種を行っています。標準的なスケジュールだと、初回接種を3歳～4歳の期間に行い、その後1～4週間の間隔を空け2回の接種を行います。また、2回目の約1年後に3回目のワクチン接種を行い、全3回の接種を受けることで基礎免疫をつけたということになり、第1期の予防接種が終了となります。なお、第2期として9歳～12歳の間に4回目の日本脳炎ワクチン接種を行う必要があります。

Billy豆知識👩‍⚕️ : 

日本脳炎はどんな病気？

日本脳炎ウイルスは、豚🐖などの動物の体内で増えるといった性質があり、コガタアカイエカ（蚊の一種）がウイルスを持っている豚の血を吸うことでウイルスが蚊へと移り、ウイルスを持っているコガタアカイエカが人を刺すことで感染します。人から人へと感染することはありませんが、このウイルスは豚の血液の中で増殖するため、特に養豚場の多い地域は予防対策がとても重要となります。

日本脳炎ウイルスに感染すると、急な発熱や頭痛、吐き気などといった症状が見られることがあります。ですが、ウイルスに感染しても症状がでないことが多いです。ですが、重症化してしまうと意識障害やけいれんなどを引き起こし、昏睡状態に陥ることもあります。こう状態に陥ってしまうと、死亡率も20～40％と跳ね上がり📈、回復したとしても神経の後遺症を残す人が多くいます。