どうしてするの？💡

HTLV-1に感染していることが分かると、赤ちゃんへも感染してしまう恐れがあるため、妊娠後期に母体に免疫がある（抗体が残っている）ことを確認するため検査を行います。

どうやってするの？💉

HTLV-1抗体検査を行うには採血が必要です。採血の注射が苦手な方も中にはいるかと思います。妊娠中は採血をすることがしばしばあるので、不安や緊張を感じないように採血される方の腕を見ないようにしたり、採血から気をそらし何か趣味や好きなことを考える、また深呼吸してリラックスするなど、採血するたびにストレスを抱え込まないようにしましょう。

Billy豆知識👩‍⚕️ : 

HTLV-1について詳しく知ろう！

HTLV-1とは、白血球の中にあるＴリンパ球という細胞に感染するウイルスで、主に人から人へと感染します。一度感染してしまうと、生涯体内にウイルス🦠が居続ける性質があるため、このウイルスを持つ人を「HTLV-1キャリア」と呼びます。HTLV-1キャリアになると、成人T細胞白血病や、HTLV-1関連骨髄症などの病気を引き起こす恐れがあります。ですが、生涯体内にウイルスが居続けても必ず病気が発症するわけではありません。ウイルス感染者のうち、病気が発生する確率は感染者全体の10％未満となります。

また健診にて検査を行い「陽性」と判断された場合は、再度確認検査（ウエスタンブロット法）を通して陽性か陰性かを最終判断します。それでも陽性だと判断された場合は、母子感染の主な原因は母乳感染となるので、母乳育児を制限しミルク🍼を代用するなどして、赤ちゃんへの感染を防ぐ対策をとる必要があります。