妊活を始めたいけど年齢が気になる😥、この歳で妊娠を望んでもいいの？など、妊娠や出産の適齢期はあるのかと疑問を持つ方も多いと思います。医学と医療がどんなに発達しても、女性が妊娠できる期間は限られており、年を重ねるごとに妊娠の確率は低下し胎児が染色体異常を引き起こすリスクも高くなります。今回は、妊娠や出産をする適齢期はいつ頃なのか見ていきましょう☝🏻

妊娠と出産の適齢期は？

妊娠適齢期は明確に定められてはいませんが、一般的には、20代前半から30代中半が妊娠適齢期📅とされています。特に、20代前半は自然妊娠の確率が最も高い時期です。30代半ばからは卵子の数が減少するとともに、妊娠率も低下します。35歳以上の初産は高齢出産と呼ばれ、流産、早産、遺伝子疾患など胎児へのリスクは高まります。妊娠高血圧症候群にかかるリスクも高まるため、生殖機能が成熟する20歳頃から妊活を始めるのが理想的です。しかし、生活環境や健康状態、金銭的状況はそれぞれ異なるため、現代ではむしろ30〜40代で妊活を始めるというカップルも多くいます👩🏻‍❤️‍💋‍👨🏻

適齢期を過ぎて妊娠するとどうなるの？

適齢期を過ぎて妊娠した場合、どのようなリスクを引き起こしやすくなるかまとめました📝

✅妊娠率の低下

妊娠率を年齢別にまとめました。※排卵日2～3日前に性交をした場合

✅自然妊娠率の低下

卵子の数は女性の加齢とともに減っていき、数だけでなく卵子の質も下がるのが事実です。徐々に女性ホルモン🧬の分泌量が減っていくのも自然妊娠の確率が低下する理由の一つです。

✅子宮内膜症の発症リスク増加

子宮内膜症は、子宮の内側に子宮内膜が現れ月経痛や腰痛、下腹痛などの症状が現れる病気です。発症頻度は20代に比べて30代はおよそ3.5倍で、40代には7倍になります。子宮内膜症は不妊症の原因となる婦人科疾患でもあるため、年に1度は婦人科検診👩🏻‍⚕️を受け、子宮や卵巣の状態を調べておくと良いでしょう。

✅妊娠合併症の可能性

妊娠高血圧症候群や前置胎盤などといった妊娠合併症は、年齢とともに発症リスクが増加📈します。特に、妊娠高血圧症が重症化すると脳出血や肺塞栓症、羊水塞栓症の増加により命に危険を及ぼす症状が伴うので注意が必要です。

✅胎児の染色体異常の可能性

高齢妊娠は、胎児に染色体異常が現れる可能性が高くなります。ダウン症は、30代では1000人に1人の確率で現れますが、40代では100人に1人と確率がぐんと上がります⤴️

日本女性の平均出産年齢は30.7歳とされています。女性の社会進出により、30代以降に結婚💒するいわゆる女性の晩婚化が加速し、その影響で妊娠と出産年齢も年々上がっています。そのため、いつ妊娠して出産をするのが良いか、悩みを抱える女性も多いでしょう。妊娠適齢期が20代前半から30代中半だからといって、34歳まではなんの問題もなく妊娠できて35歳からは急に妊娠が難しくなることを示すというわけではありません。年齢よっては様々なリスクが高まることを知り、焦らずストレスフリーな生活を心がけるようにしましょう🕊️