どうしてするの？💡

4種混合（DPT-IPV）ワクチンは、ジフテリア（D）・百日せき（P）・破傷風（T）・ポリオ（IPV）を予防するワクチンとなります。このワクチンを接種することにより、ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオに対する抗体ができ、病気にかかりにくくなります。

接種はどうやってするの？💉

4種混合ワクチンは、生後2ヶ月から接種が可能となっている定期接種ワクチンとなります。標準的なスケジュールだと、3～8週間隔で3回目までワクチンを接種し、3回目の接種から約1年後に4回目のワクチン接種を行います。

Billy豆知識👩‍⚕️ : 

破傷風・ポリオはどんな病気？

4種混合ワクチンは、上記にて説明した通り4種類の感染症を予防することが可能です。その中でも破傷風やポリオにかかってしまうと、どのような症状が出るのか詳しく見てきましょう。

🏷️破傷風ってどんな病気？

破傷風とは、傷口から入り込んだ破傷風菌が体内で増え、毒素を放出することで筋肉をけ痙攣させるといった特有の症状を引き起こす病気です。一度発症すると死亡率も非常に高く、また破傷風菌は土壌中に広く分布し、小さな傷口からも感染してしまう恐れがあるため、ワクチン接種💉を行い事前に予防することがとても大切です。

破傷風に感染すると、首筋が張ったり、口が開けにくくなるといった症状が出始め、徐々に顔の筋肉が引きつりひきつり笑いのような痙笑（けいしょう）と呼ばれる特徴的な症状が現れます。その後、頸部から背中にかけての筋肉が引きつり始め後弓反張（こうきゅうはんちょう）と呼ばれる症状が現れ、全身の筋肉が一斉に縮んで痙攣が起こります。ここまで症状が進んでしまうと、窒息によって死亡する危険も高く📈なります。また、筋肉の痙攣が十分に戻るまでは、数週間かかるため治療にも長期の入院が必要となります。

🏷️ポリオってどんな病気？

ポリオ（急性外白髄炎・小児まひ）とは、ポリオウイルスの感染によって発症する感染症となり、症状が発生すると、麻痺などの中枢神経症状が現れるため「小児麻痺」や、「急性灰白髄炎」などとも呼ばれています。感染経路は、接触感染や経口感染により感染🦠しますが、感染してもほとんどの場合は発病せずに終わわるか、症状が出ても多くはかぜのような軽度の症状だけで治まることが多いです。

ですがごく一部で、頭痛、発熱、嘔吐、咽頭痛、悪心、倦怠感、便秘などの症状が見られる場合があります。また症状が重症化すると、手足の麻痺が起こり、運動障害が後の後遺症として残ることもあります。その他にも、呼吸🫁をするために重要な筋肉である横隔膜などに麻痺が起きてしまうと、自力で呼吸をすることが困難になり、人工呼吸器を必要とする場合もあります。