どうしてするの？💡

妊婦さんがインフルエンザにかかると、さまざまな合併症を起こしやすくなってしまうことが知られています。また妊娠中は、通常よりも免疫力が低下しているため、インフルエンザが重症化しやすく、特に妊娠後期になるほどインフルエンザの重症化リスクは高くなります。そのため、国内に関しては厚生労働省および日本ワクチン学会からも、インフルエンザワクチン接種が推奨されています。

どうやってするの？💉

インフルエンザワクチンは不活化ワクチンといって、死滅した状態のウイルスが入っており生ワクチンではないため、妊婦さんが接種しても影響はありません。摂取を希望される場合は、かかりつけの病院にて一度相談し、摂取時期などを医師と検討しましょう。

Billy豆知識👩‍⚕️ : 

インフルエンザにかかってしまったら？

妊婦さんがインフルエンザにかかってしまった場合、妊婦の体調には影響しますが、インフルエンザウイルスが胎盤を通じて赤ちゃんに悪影響を及ぼすことはほとんどありません。ですがまれに、治療せずに放置してしまうと症状が悪化し、肺炎を併発したり、早産を引き起こしたりすることがあるので早めの受診が重要となります。調子が悪いなと思ったらすぐにかかりつけの産婦人科を受診しましょう。

また産婦人科には、同じように免疫力が低下している他の妊婦さんがたくさんいます。妊婦さんだけでなく、生まれたての赤ちゃんもいますので、インフルエンザが移ってしまっては大変です。ですので受診をする前には、まずはかかりつけの産婦人科に電話で相談するようにしましょう。

👪ママだけでなく家族の協力も大切

インフルエンザの予防は、妊婦さんだけ注意すれば良い問題ではありません。一緒に住んでいる家族の予防もとても重要となります。インフルエンザの予防接種を受けることはもちろん、感染リスクを減らすためにも、流行時期は人混みや繁華街への外出を控えたり、感染対策としてマスクを着用するなど家族みんなで予防対策を行うと良いでしょう。